以下は本技術ガイドで構築する前提となる環境です。
Apache HTTP Server 2.2以上(かつ2.4未満) と mod_ssl
(SPとしてPloneを構築する場合は以下の注意点参照。)
他の環境および最新の情報はShibbolethのサイトでご確認ください:
全体, Linux, Mac OS X, Solaris, Windows, Java Servlets
・OS(CentOS 6)インストール
インストーラを起動してOSのインストールを行ってください。途中表示されるパッケージ選択画面では「Webサーバー」を選択してください。
その他に必要なパッケージがある場合は、適宜インストールしてください。
※このテキストはSELinuxは無効化されているものとして書かれております。下記コマンドでSELinux設定を確認してください。
$ /usr/sbin/getenforce
・ネットワーク設定
環境に合わせ、ホスト名・ネットワーク・セキュリティを設定してください。
SPでは shibd サービスが通信を行います。
新しいホスト名とIPアドレスをDNSに登録してください。
ntpサービスを用い、貴学環境のntpサーバと時刻同期をしてください。
※Shibbolethでは、通信するサーバ間の時刻のずれが約5分を越えるとエラーになります。
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Shibbolethのインストール
SPバージョン2.3からはrepositoryが用意され、yumに対応したのでインストールが大変楽になりました。
ここで説明するのは、以下のOSについてのインストール方法となります。
その他のOSについては、以下を参照してください。
※上記OSでx86_64の場合
⇒下記の"yum install shibboleth"を"yum install shibboleth.x86_64"と読み替えてください。
※Linuxの他のディストリビューションの場合
⇒こちら
※他のOSの場合
⇒こちら
Shibboleth用のrepositoryファイルをダウンロードします。
(下記コマンドは、CentOS 6の場合です。他のディストリビューションの場合はURLの "CentOS_CentOS-6" の部分を適宜読み替えてください。)
シンクライアント環境の場合はCentOS 5なので、以下のコマンドラインの "CentOS_CentOS-6" を"CentOS_5" としてダウンロードを行なってください。(★) |
# wget http://download.opensuse.org/repositories/security://shibboleth/CentOS_CentOS-6/security:shibboleth.repo |
yumにrepositoryファイルを追加します。
(コロンはちょっと気持ち悪いので、ファイル名も変更しています。)
# cp security\:shibboleth.repo /etc/yum.repos.d/shibboleth.repo |
yum コマンドの実行前に、まず※PGP鍵のインポートを参照してください。
yumコマンドを使用する為、依存性のあるunixODBCなども同時にインストールされます。
# yum install shibboleth |
なお、OSインストール直後の状態でyum install shibbolethでインストールされるパッケージは以下の通りです。
(2012年11月2日現在, CentOS 6にて)
libcurl-openssl (*) libmemcached (*) libsaml8 libtool-ltdl (*) libxerces-c-3_1 libxml-security-c17 libxmltooling6 liblog4shib1 opensaml-schemas unixODBC xmltooling-schemas shibboleth 2.5.0-2.1 |
(2012年11月14日注:CentOS 5の場合は libcurl-openssl, libmemcached, libtool-ltdl はインストールされません)
(2011年6月21日注:ここでliblog4shib1でなく古いlog4shibがインストールされた場合はyum update liblog4shib1
を実行してアップデートしてください)
ここで設定するホスト名は、各自SPサーバのホスト名を設定してください。(★) 例)1番を割り振られた場合 ex-sp-test01.ecloud.nii.ac.jp |
/etc/httpd/conf.d/ssl.confにて、ServerNameを設定します。
ServerName example-sp.nii.ac.jp:443 ← ホスト名を設定 |