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  • Windows PowerShell用スクリプト形式編

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目次
1.コード署名用証明書の利用
1-1.前提条件
1-2. PKCS#12ファイルの作成
1-2-1.事前準備
1-2-2. PKCS#12ファイルの作成
1-3.署名
1-4.コード署名確認作業

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1.コード署名用証明書の利用

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1-1.前提条件

OpenSSLコード署名用証明書を使用する場合の前提条件について記載します。適宜、コード署名用証明書をインストールする利用管理者様の環境により、読み替えをお願いします。OpenSSLコード署名用証明書を使用する場合の前提条件について記載します。適時、コード署名用証明書をインストールする利用管理者様の環境により、読み替えをお願いします。
(本マニュアルではWindows PowerShell 5.0での実行例を記載しております。)
コマンドプロンプト上で実行するコマンドは、「 > 」にて示しています。

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CSR作成時は既存の鍵ペアは使わずに、必ず新たにCSR作成用に生成した鍵ペアを利用してください。更新時も同様に、鍵ペアおよびCSRを新たに作成してください。鍵ペアの鍵長は2048bitにしてください。
重要:  PKCS#12形式でコード署名用証明書を取得している場合は、1-3.署名より署名を行ってください。 

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1-2. PKCS#12ファイルの作成

本章ではPKCS#12ファイルの作成方法について記述します。

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1-2-1.事前準備

事前準備として、「ルートCA証明書」、「中間CA証明書」、「コード署名用証明書」を取得してください。

事前準備

  1. 「.証明書の申請から取得まで」で受領したコード署名用証明書を任意の名前で任意の場所に保存してください。
  2. 「ルートCA証明書」と「中間CA証明書」を準備し、この2つを連結させます。下記URLより、リポジトリへアクセスしてください。

    国立情報学研究所 オープンドメイン認証局 リポジトリ:
    https://repo1.secomtrust.net/sppca/nii/odca3/ind
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    _Hlt412051544
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    アンカー
    _Hlt412051545
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    ex.html

    リポジトリ内にある「証明書の種類」より中間CA証明書を取得してください。
    SHA-256 コード署名用証明書の場合:

    https://repo1.secomtrust.net/sppca/nii/odca3/nii-odcacssha2.cer

    次に、「ルートCA証明書」を下記リポジトより取得してください。
    SHA-256 Security Communication RootCA2 リポジトリ:
    https://repository.secomtrust.net/SC-Root2/index.html
    SHA-256 Security Communication RootCA2 証明書:
    https://repository.secomtrust.net/SC-Root2/SCRoot2ca.cer

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1-2-2. PKCS#12ファイルの作成

本項目ではWindowsOS上で任意のフォルダにPKCS#12ファイルを作成する方法を記述します。
以下は、例としてWindows10上での作成方法を記載します。

PKCS#12ファイルの作成

  1. 任意のフォルダ(ここではC:\temp\test2018とします)にて以下の3つのファイルを用意してください。
    1. 項目「鍵ペアの生成」にて作成した鍵ペアのファイル(servername.key)
    2. 項目「証明書の申請から取得まで」にて取得したコード署名用証明書(ここではtest.cerとします)
    3. 項目「1-2-1事前準備」にて用意した「ルートCA証明書」と 「中間CA証明書」を連結させたファイル(ここではchain.cerとします)
    4. 項目「1-2-1事前準備」にて用意した「ルートCA証明書」ファイル(SCRoot2CA.cer)



  2. CAfile に指定する証明書をDER形式からPEM形式に変換します。

    ・Security Communication RootCA2の場合
    openssl x509 -inform der -in SCRoot2ca.cer -outform pem -out SCRoot2ca.cer
     
    ・中間CA証明書SHA-256の場合
    openssl x509 -inform der -in nii-odcacssha2.cer -outform pem -out nii-odcacssha2.cer
  3. コマンドプロンプト上にて上記で取得した「ルートCA証明書」と「中間CA証明書」を下記のコマンドに 
    より、連結させてください。中間CA証明書の下部にルートCA証明書が併記されるファイルとなります。 

    > type (中間CA証明書のパス) (ルートCA証明書のパス) > (出力するファイル名)

  4. 連結したファイルがPEM形式になっていることを確認してください。 

    例)PEM形式の証明書 

    ----BEGIN CERTIFICATE----
    MIIEcTCCA1mgAwIBAgIIasWHLdnQB2owDQYJKoZIhvcNAQELBQAwbzELMAkGA1UE
    BhMCSlAxFDASBgNVBAcMC0FjYWRlbWUtb3BzMSowKAYDVQQKDCFOYXRpb25hbCBJ
    bnN0aXR1dGUgb2YgSW5mb3JtYXRpY3MxHjAcBgNVBAMMFU5JSSBPcGVyYXRpbmcg
    Q0EgLSBHMjAeFw0xNTAzMTIwMTA4MDJaFw0xNzA0MTEwMTA4MDJaMHAxCzAJBgNV
    (中略)
    LmeW0e/xkkxwdmKv5y5txLlFcp53AZl/vjn3BHp42PFkkTISEmAUiCtQ2A25QDRR
    RG33laC8E8Tl/SnOA8h95XQtGWm47PrIjXyYtIe0rFousbpIoW8MZw4gDXVQ3485
    XEftqwwIMcLNxttJ6i6f9XVyPMRhHy9rdDPseHiXayxcBxJMuw==
    ----END CERTIFICATE----

  5. コマンドプロンプトを開き、ファイルのある任意のフォルダ(ここではC:\temp\test2018)へ移動します。 

    > set Path=(OpenSSLインストールディレクトリ)\bin
    ※OpenSSLインストールディレクトリをプログラムを探すディレクトリに指定します
    > cd (作業ディレクトリ) 作業ディレクトリ

  6. 移動後、下記のコマンドを入力しPKCS#12ファイルを作成してください。 

    > openssl pkcs12 -export -chain -inkey (鍵ペアのファイル名) -CAfile (ルートCA証明書と中間CA証明書を連結させたファイル) -in (コード署名用の証明書ファイル名) -out (PKCS#12形式で出力するファイル名) –name (コード署名用証明書のエイリアス名) –caname (ルートCA証明書と中間CA証明書
    のエイリアス名ルートCA証明書と中間CA証明書のエイリアス名)


     

  7. 「Enter pass phrase for (鍵ペアファイル):」と表示されますので、鍵ペアファイルにアクセスさせるための、アクセスPINを入力してください。 

     

  8. 「Enter Export Password:」と表示されますので、PKCS#12形式のファイルを保護するためのアクセスPINとして任意の文字列を入力してください。 


     
  9. 「Verifying - Enter Export Password:」と表示されますので、確認のため、同じアクセスPINを再入力してください。 」と表示されますので、確認のため、同じアクセスPINを再度入力してください。 

     

  10. OpenSSLのコマンドが終了しますので、PKCS#12ファイルが生成されていることを確認してください。 OpenSSLのコマンドが終了しますので、 PKCS#12ファイルが生成されていることを確認してください。 

     

 

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1-3.署名

本章では、Windows PowerShell用スクリプトのファイルにWindowsOS上でデジタル署名をする方法について記述します。本章では、PowerShell形式のファイルにWindowsOS上でデジタル署名をする方法について記述します。
以下は、例としてWindows10上での作成方法を記載します。
ps1形式のファイルへの署名はファイル生成時にWindows Powershellを利用して署名します。

署名作業

  1. 同一フォルダ上に署名するPowerShell形式のファイル同一フォルダ上に署名するps1形式のファイル(test.ps1)と項目1-2-2にて 生成したPKCS#12ファイルを置きます。



  2. コマンドプロンプトを実行し、署名対象ファイルのあるフォルダへ移動します。 

    > cd (作業ディレクトリ) 作業ディレクトリ

  3. フォルダ移動後、PowerShellを起動するため下記のコマンドを実施してください。 フォルダ移動後、PowerShellを起動するため以下のコマンドを実行してください。 

    > powershell


  4. PowerShell起動後、「$cert」にコード署名用証明書情報を読み込むため、以下のコマンドを実行してください。 PowerShell起動後、「$cert」にコード署名用証明書の情報を読み込むため、以下のコマンドを実行してください。 

    > $cert = Get-PfxCertificate test.p12




  5. 「パスワードの入力:」と表示されますので、PKCS#12形式のアクセスPINを入力してください。 」と表示されますので、PKCS#12ファイルのアクセスPINを入力してください。 



  6. コード署名用の証明書情報を確認するため、以下のコマンドを実行してください。 コード署名用証明書の情報を確認するため、以下のコマンドを実行してください。 

    > $cert

     

  7. コード署名用の証明書情報確認後、PowerShell形式のファイルへの署名を下記のコマンドにて実施してください。 コード署名用証明書の情報を確認後、ps1形式のファイルへの署名を以下のコマンドを実行してください。 

    > Set-AuthenticodeSignature (署名したいPowerShell形式のファイル名) (署名したいps1形式のファイル名) $cert




  8. コマンドが終了しますので、対象のps1形式ファイルが更新されていることを確認してください。 コマンドが終了しますので、  対象のPowerShell形式ファイルが更新されていることを確認してください。 



     

 

 

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1-4.コード署名確認作業

本章ではデジタル署名したPowerShell形式のファイルのコード署名確認作業について記述します。本章ではデジタル署名したPowerShell用スクリプトのファイルのコード署名確認作業について記述します。

署名確認作業

  1. コマンドプロンプトを実行し、署名対象ファイルのあるフォルダへ移動します。 

    > cd (作業ディレクトリ) 作業ディレクトリ

  2. フォルダ移動後、PowerShellを起動するため下記のコマンドを実施してください。 フォルダ移動後、PowerShellを起動するため以下のコマンドを実行してください。 

    > powershell




  3. PowerShell起動後、「&"」の後にPowerShell形式のパス名を書き、 」の後にps1形式のパス名を書き、 その後「"」で閉じてから実行してください。 

    > &"(署名したPowerShell形式のファイル名)"


    ①署名が正しく検証されると、 正常に実行されます。 

    ②署名が正しく検証されないと、 次のように表示されます。 

    ファイル (作業ディレクトリ)(署名したPowerShell用スクリプトのファイル名)C:\SCRIPT.ps1 を読み込めません。ファイル C:\SCRIPT.ps1 
    の内容は改ざんされている可能性があります。ファイルのハッシュが、 
    デジタル署名に保存されているハッシュと一致しません。このスクリプ 
    トはシステムで実行されません。詳細については、「get-help about_s 
    igning」と入力してヘルプを参照してください。 
    発生場所 行:1 文字:2 
    + & <<<< "SCRIPT.ps1" 
    + CategoryInfo : NotSpecified: (: ) []、PSSecurityExc 
    eption 
    + FullyQualifiedErrorId : RuntimeException 

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