子ページ
  • SPv3アップデートに関する情報

比較バージョン

キー

  • この行は追加されました。
  • この行は削除されました。
  • 書式設定が変更されました。

...

注意

この回避策は当該秘密鍵がSPのみで使用されている場合で、slapdなど他のプロセスからも参照されている場合は注意が必要です。
具体的に言うと、アップデート前の時点で秘密鍵ファイルのowner/グループがroot:rootでない場合が該当します。上述のようにシンボリックリンクを作成すると、2.5へのアップデートによってこれがshibd:shibdに強制変更されます。ACLを含めたパーミッションは変更されないようですので、setfacl等でACLを設定しておけば回避できます。

...

2点目の問題は、ダウンロードしたメタデータのバックアップファイルを置くディレクトリのパーミッションです。/etc/shibboleth/metadata/ にバックアップを置くように設定されている場合、このディレクトリはshibdユーザの権限ではファイルが置けません。

回避方法は、shibboleth2.xmlで

backingFilePath="/etc/shibboleth/metadata/

...

federation-metadata.xml"

のように絶対パスで指定している部分を

backingFilePath="federation-metadata.xml"

のように相対パスに変更します。このように変更しておけば、適切にownerが設定されるディレクトリ /var/cache/shibboleth/ を使うようになります。

注意

これを無視してアップデートすると以下のようなエラーがログに記録されるようになります。(リモートのメタデータにアクセスできている限りにおいてSP停止などの実害はありません)

書式設定済み

2011-10-17 18:30:07 DEBUG OpenSAML.MetadataProvider.XML [GakuNinMetadata]: committing backup file to permanent location (/etc/shibboleth/metadata/federation-metadata.xml)
2011-10-17 18:30:07 CRIT OpenSAML.MetadataProvider.XML [GakuNinMetadata]: unable to rename metadata backup file

回避方法は、shibboleth2.xmlで

backingFilePath="/etc/shibboleth/metadata/federation-metadata.xml"

のように絶対パスで指定している部分を

backingFilePath="federation-metadata.xml"

...

1. SPアップデート後

事前準備の後始末

執筆中

また、メタデータのバックアップファイルの移動に伴い、/etc/shibboleth/metadata/federation-metadata.xml* は使われなくなっておりますので、紛らわしくないように削除しておきましょう。

...