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...

旧:貴学にてIdPをインストールする場合の構築手順

貴学にて、貴学のサーバにOSからShibboleth(IdP)までインストール・設定を行い、構築する方式です。

警告

本ページおよび後続のページの内容は古いものです。Shibboleth IdPの最新版は3.2.1であり、バージョン2系のサポートは2016年7月に終了しました。特に新規構築の場合は3.2.1以降を使用することを推奨します。

Shibboleth IdPバージョン3(IdPv3)の情報については、設定・運用・カスタマイズのアップデート手順の3.0.0の項に情報を掲載しております。

IdPv3のインストール手順については以下のページをご参照ください。
貴学にてIdPv3をインストールする場合の構築手順



目次
maxLevel2
minLevel2
stylenone

...

アンカー
idpInst1
idpInst1

1. Shibboleth IdP (version 2.3以降) の動作要件

以下は本技術ガイドで構築する前提となる環境です。

  • Apache HTTP Server 2.2 以上 と mod_ssl

以下のパッケージはインストール方法も含めて以降の手順で説明します。

  • Apache Tomcat 6.0.17以上 (かつ7未満。Tomcat 7ではSOAP接続がサポートされません)
  • Java 6 or 7
    • Java 7を使用する場合は、IdPバージョン2.4.0以降を使用してください。2.3.xにはJava 7上でのみ特定条件で発生するバグがあります。
    • Java 8 は IdP v2 では公式にはサポートされません。IdP v3 でサポート予定です。
      IdP v2をJava 8上で使うと Script Attribute Definition で不具合があることが確認されています。
      詳細: Shibboleth Wiki: IdPJava1.8
    • CentOSに付属する GNU Javaは利用できません。 OracleのJavaもしくはOpenJDKを利用してください。

他の環境および最新の情報はShibbolethのサイトでご確認ください:
全体, Jetty 7, Apache Tomcat, JBoss Tomcat

...

アンカー
idpInst2
idpInst2

2. OSをインストールする

1. OSでの設定

・OS(CentOS 6)インストール

インストーラでインストールするもの。

...

その他のパッケージは必要に応じてインストールしてください。
ただし、Java開発とTomcat は後の手順で別にインストールします。

運用フェデレーション参加後に、ホスト名を変更する場合はいくつか考慮・解決すべき点があります。ホスト名は十分ご検討いただいた上で設定してください。詳しくは IdPのホスト名変更に関する注意点 をご参照ください。
※このテキストはSELinuxは無効化されているものとして書かれております。下記コマンドでSELinux設定を確認してください。

...

 環境に合わせ、ホスト名・ネットワーク・セキュリティを設定して下さい。

2. DNSへ登録する

 新しいホスト名とIPアドレスをDNSに登録してください。

3. 時刻同期を設定する

 ntpサービスを用い、貴学環境のntpサーバと時刻同期をしてください。

 ※Shibbolethでは、通信するサーバ間の時刻のずれが約5分を越えるとエラーになります。

 

...

アンカー
idpInst3
idpInst3

3. jdk6、tomcat6をインストールする(★)

1. 古いtomcatの削除

tomcat5-5.5.25以前のバージョンが入っている場合は、削除してください。

2. jdk のインストール(★)

CentOS 6にはOpenJDKのパッケージが用意されていますので、これをyumにてインストールします。

...

展開
titleOracleのJavaを使用する場合

http://java.sun.com/javase/downloads/index.jsp にあります"Java SE 7u??"の項にある"JDK"の項より構築環境に合わせてダウンロードしたパッケージを適当なフォルダに置いて、以下のコマンドを実行してください(??は用意されているjdkのリビジョン番号にあわせて記述して下さい)。
 

展開
titlejdk7の場合
パネル
borderColor#cccccc
bgColor#eeeeee
borderStylesolid
# rpm -ivh jdk-7u??-linux-x64.rpm
展開
titlejdk6の場合
パネル
borderColor#cccccc
bgColor#eeeeee
borderStylesolid
# chmod a+x jdk-6u??-linux-x64-rpm.bin
# ./jdk-6u??-linux-x64-rpm.bin

 

3. tomcat 6のインストール(★)

CentOS 6の場合、標準パッケージでTomcat 6が用意されていますので、これをyumにてインストールします。

...

パネル
borderColor#cccccc
bgColor#eeeeee
borderStylesolid
# chkconfig --add tomcat6
# chkconfig --level 345 tomcat6 on
# service tomcat6 start

 

4. profileの修正★)

/etc/profileを下記のように修正します。
どこでもよいのですが、下記の例では「# /etc/profile」の下(ファイルの2行目)に挿入しています。

...

追加した環境変数を読み込みます。

パネル
# source /etc/profile


5. tomcat6.confの修正(★)

注意

Shibboleth IdP 2.4.3およびそれ以降をインストールする場合はこの手順は不要です。次の「6.  httpd の設定」から先を行ってください。
バージョンが不明な場合は実行してかまいません。

  $CATALINA_BASE/conf/tomcat6.conf を下記のように修正します。

...

パネル
borderColor#cccccc
bgColor#eeeeee
borderStylesolid

# Where your tomcat installation lives
CATALINA_BASE="/usr/share/tomcat6"
CATALINA_HOME="/usr/share/tomcat6"
JASPER_HOME="/usr/share/tomcat6"
CATALINA_TMPDIR="/var/cache/tomcat6/temp"
JAVA_ENDORSED_DIRS="${CATALINA_HOME}/endorsed"

 

6.  httpd の設定(★)

ヒント
title実習セミナー

・ここで設定するホスト名は、各自IdPサーバのホスト名を設定してください。
 例)1番を割り振られた場合
   ex-idp-test01.gakunin.nii.ac.jp

...

パネル
borderColor#cccccc
bgColor#eeeeee
borderStylesolid
(省略) 
<VirtualHost _default_:443>
(省略)
ServerName example-idp.nii.ac.jp:443 ←ホスト名
ProxyPass /idp/ ajp://localhost:8009/idp/    ←追加
(省略)
情報

SSL 加えて、SSL 3.0プロトコルに対する攻撃が発見されておりますので、当該プロトコルを無効化することをお勧めします。⇒SSLバージョン3の脆弱性について (CVE-2014-3566)

パネル

SSLProtocol all -SSLv2 -SSLv3

 

7. server.xmlの修正(★)

$CATALINA_BASE/conf/server.xmlを下記のように修正します。
他の用途で使用する予定がなければConnector port="8080"をコメントアウトしてください。

...

パネル
borderColor#cccccc
bgColor#eeeeee
borderStylesolid

<Connector port="8009" protocol="AJP/1.3" redirectPort="8443"
           enableLookups="false" tomcatAuthentication="false" address="127.0.0.1" maxPostSize="100000" />

...

アンカー
idpInst4
idpInst4

4. Shibbolethのインストール(★)

各ファイル名等の指定は,Version 2.4.0に準拠しています。

1. shibboleth-IdP のダウンロード

警告

Shibboleth IdPの最新版はバージョン3.0.0ですが、本技術ガイドは2.x.xをベースにしており、一部設定ファイルに互換性がありません。本技術ガイドの手順でIdPを構築する場合は、http://shibboleth.net/downloads/identity-provider/2.4.3/ からバージョン2.4.3(shibboleth-identityprovider-2.4.3-bin.zip)をダウンロードし続きを行ってください。

http://www.shibboleth.net/downloads/identity-provider/latest/から最新版のIdP
(shibboleth-identityprovider-2.?.?-bin.zip )をダウンロードします。

情報

ダウンロードしたファイルの真正性を確かめるにはPGP署名(ダウンロードURLに".asc"を追加したもの)を確認してください。

 

 2. インストール(★)

ヒント
title実習セミナー

・shibboleth-IdPのパッケージは、「/root/PKG」配下にあります。
 以下のコマンドで移動して、以降の手順を実施してください。
 # cd /root/PKG

...

 上記のような質問に答えながら、インストールを行います。
※途中で入力するパスワードはデフォルトで作成されるキーストアファイル(credentials/idp.jks)のパスワードとなります。このテキストでは使用しません。

3. SOAP通信用モジュール配置

(以前ここに記述されていた手順は、後の サーバ証明書の設定(IdP)2.ライブラリのコピー に移動しました。この段階でやるべきことはありません。)

4. Tomcatの設定(★)

注意

Shibboleth IdP 2.4.3およびそれ以降をインストールする場合は本手順の endorsed/ ディレクトリの作成は不要です。次のディレクトリの所有者変更から先を実行してください。

/opt/shibboleth-idp/lib/endorsed/ にある5つの jarファイルを $CATALINA_HOME/endorsed ディレクトリを作成してそこへコピーします。

...

パネル
borderColor#cccccc
bgColor#eeeeee
borderStylesolid
# chown -R tomcat: /opt/shibboleth-idp/logs
# chown -R tomcat: /opt/shibboleth-idp/metadata

 

5. idp.war の配置(★)

/opt/shibboleth-idp/war/idp.war ファイルを、${CATALINA_BASE}/webapps ディレクトリにコピーします。

...

(関連するバグレポート)

...

アンカー
idpInst5
idpInst5

5. サービスの起動・停止方法

httpd の起動方法

service httpd start

tomcat の起動方法

service tomcat6 start 
sh /usr/java/tomcat/bin/startup.sh (起動スクリプトを利用しない場合)

httpd の停止方法

service httpd stop

tomcat の停止方法

service tomcat6 stop

sh /usr/java/tomcat/bin/shutdown.sh (起動スクリプトを利用しない場合)

 

...

インストールが完了したら,サイト情報等の設定を行って下さい.

...