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  • Full SLO(Single Logout)の設定方法

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注意

本稿でSLOの設定方法を説明していますが、学認のIdP/SPに対してSLOの実装を強制もしくは推奨するものではありません。2016年9月時点で学認が把握している範囲においてSLOを実装しているIdP/SPは少数であり、対向のIdPもしくはSPが全てSLOに対応していることを期待することはできません。

学内サービスと学内IdPのように限られた範囲でSLOを有効化する際の参考として、ご利用いただければと思います。

ShibbolethにおけるSLO (Single Logout) の設定方法を記載します。

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パネル

https://SPのホスト名/Shibboleth.sso/Logout にアクセス後の画面遷移

SP-initiatedのSLO実行時でもIdPの画面に遷移します。
認証セッションが確立しているSPがログアウト対象として一覧に表示されますがアクセスしたSPは表示されません。
メタデータに<SingleLogoutService>が追加されていない(Full SLOに対応していない)SPも表示されますがログアウトは実施されません。

 

Section
Column

a) 上記画面で Yes を選択、或いは規定の秒数経過後の画面遷移

Full SLOに対応しているSPにはが表示され、対応していないSPにはが表示されます。
上の画面例でが表示されているSPは、SP側で保持しているIdPメタデータに<SingleLogoutService>が存在しないためSP-initiatedのSLOが実行できない環境でした。

Column

b) 上記画面で No を選択後の画面遷移

アクセスしたSP及びIdPからはログアウトされますが他のSPからはログアウトされません。

 

https://SPのホスト名/Shibboleth.sso/Logout にアクセスした際に他のSPにログインしていない場合の画面遷移

アクセスしたSP及びIdPからのログアウトが実施されSLOが完了します。IdPの画面で完了するのはAsync SLOの挙動であり、SPの設定で大元のSPの画面への遷移を強制することも可能です。

アクセスしたSP及びIdPからのログアウトが実施されSLOが完了します。IdPの画面で完了するのは Async SLOの挙動であり、SPの設定で大元のSPの画面への遷移を強制することも可能です。

 

IdP-initiatedのSLO

ログインしているIdPの次のURLにアクセスすることで、アクセスしたIdP、及びIdPとの間に認証セッションが確立している全てのSPからログアウトしようとします。

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