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改版履歴

 

 

 

版数

日付

内容

担当

V.1.1

2014/12/22

初版

NII

V.1.2

2015/5/15

中間CA証明書のファイル名を修正

NII

V.1.3

2015/12/11

サーバ証明書設定について注釈を追加

NII

V.1.4

2018/1/26

OpenSSL ProjectのURL変更、細かい文言修正、はじめにを別ファイルに分離

STS

...

CSR(証明書発行要求:Certificate Signing Request)は証明書を作成するための元となる情報で、その内容には、利用管理者が管理するSSL/TLS サーバの組織名、Common Name(サーバのFQDN)、公開鍵などの情報が含まれています。NII では、利用管理者に作成いただいたCSR の内容を元に、証明書を作成します。

CSRの例

----BEGIN CERTIFICATE REQUEST----
MIIBSTCB9AIBADCBjjELMAkGA1UEBhMCSlAxEDAOBgNVBAcTB0FjYWRlbWUxKjAo
BgNVBAoTIU5hdGlvbmFsIEluc3RpdHV0ZSBvZiBJbmZvcm1hdGljczEiMCAGA1UE
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
lGu3rQIDAQABoAAwDQYJKoZIhvcNAQEEBQADQQCqpoKhuE6W4GpUhpSAJX51z/ze
BvHWjt2CBnDeyaIVNgr3+zdGKUpvWYG70RkIss4ST6PDF+RQw+TRdkzl8TUF
----END CERTIFICATE REQUEST----

...

証明書を申請する際に必要となる鍵の作成やCSR の生成にはOpenSSLを利用することができます。OpenSSL のインストール方法等はOpenSSL Project(http://www.openssl.org)等のインターネット上のサイトやダウンロードしたファイルに付属しているインストールマニュアルを参照してください。

...

本マニュアルでは、各サーバで使用する鍵ペア、CSR生成ツールとして、【鍵ペア生成時の共通事項】に記述したツールを使用して説明します。
また、各サーバへインストールする必要がある証明書を【サーバ証明書インストールに必要となる証明書一覧】に記述します。
【鍵ペア生成時に利用するツール】
○・・・該当する   -・・・該当しない

 

OpenSSL

JavaKeytool

iKeyman

Apache1.3系+mod_ssl

-

-

Apache2.0系+mod_ssl

-

-

Apache-SSL

-

-

Tomcat

-

-

IBM HTTP Server

-

-

IIS6.0

-

-

IIS7.0

-

-

IIS7.5

-

-

IIS8.0

-

-

IIS8.5

-

-

...

 

ルートCA証明書

中間CA証明書

サーバ証明書

Apache1.3系+mod_ssl

-

Apache2.0系+mod_ssl

-

Apache-SSL

-

Tomcat

IBM HTTP Server

IIS6.0

-

IIS7.0

-

IIS7.5

-

IIS8.0

-

IIS8.5

-

...

本書では以下の(e、f)の作業について記述をします。

マニュアル名

内容

操作手順書(利用管理者用)

  1. 利用管理者が実施する本システムへのサーバ証明書発行申請・取得について(2章に記載)
  2. 利用管理者が実施する本システムへのサーバ証明書更新申請・取得について(3章に記載)
  3. 利用管理者が実施する本システムへのサーバ証明書失効申請について(4章に記載)
  4. 本システムへの証明書アップロードフォーマットについて(5章に記載)

サーバ証明書インストールマニュアル※1

  1. CSRと鍵ペアの作成方法について
  2. サーバ証明書のインストール方法について

...

Apache2.0系+(mod_ssl)でサーバ証明書を使用する場合の前提条件について記載します。適時、サーバ証明書をインストールする利用管理者様の環境により、読み替えをお願いします。(本マニュアルではRedhat Enterprise Linux ES release4、OpenSSL0.9.8a、mod_ssl-2.0.52-9.ent、httpd-2.0.52-9.entRed Hat Enterprise Linux Server release 6.3 (Santiago)、OpenSSL 1.0.1e-fips 11 Feb 2013、mod_ssl-2.2.15-39.el6.x86_64、Apache/2.2.15 (Unix)での実行例を記載しております。  )

前提条件

  1. OpenSSLがインストールされていること
  2. Apacheがインストールされていること
  3. 使用されているApacheシステムに適当なmod_sslがインストールされていること
  4. ssl.confファイルまでの絶対パス:/etc/httpd /conf.d/ssl.conf
  5. httpd.confファイルまでの絶対パス:/etc/httpd/conf/httpd.conf
  6. ssl.confファイルの設定
    1. SSLCertificateFile: /etc/httpd/conf/ssl.crt/server.crt (サーバ証明書を配置)
    2. SSLCertificateKeyFile: /etc/httpd/conf/ssl.key/server.key (秘密鍵を配置)
    3. SSLCertificateChainFile:(中間CA証明書を配置)
    4. 【署名アルゴリズムSHA1のサーバ証明書利用の場合】: /etc/httpd/conf/ssl.crt/nii-odca2.crt (中間CA証明書を配置)
    5. SSLCertificateChainFile: /etc/httpd/conf/ssl.crt/nii-odca3sha1.cer (SHA1の中間CA証明書を配置)
    6. 【署名アルゴリズムSHA2のサーバ証明書利用の場合】
    7. SSLCertificateChainFile: /etc/httpd/conf/ssl.crt/nii-odca3sha2.cer (SHA2の中間CA証明書を配置)

...

鍵ペア・CSRを生成する前に、事前に以下の項目の準備をしてください。

事前準備

  1. 乱数生成用ファイルの準備(200KB程度のファイルであればどんなものでもかまいません) 本マニュアルではファイル名をrandfile1.txt、randfile2.txt、randfile3.txtとします。
  2. サーバ鍵ペア用私有鍵パスフレーズ<PassPhrase>(「12-3-112-3-2で使用」)
  3. サーバ DN(※サーバDNについては、本サービス証明書ポリシまたは、下記DNのルールをご確認ください)
  4. CSRファイル名は  servername.csr としています。

...

DNのルール

 

 

 

 

項目

指定内容の説明と注意

必須

文字数および注意点

Country(C)

本認証局では必ず「JP」と設定してください。
例)C=JP

JP固定

State or Province Name(ST)

本認証局では使用しないでください。

×

 

Locality Name(L)

本認証局では必ず「Academe-ops」と設定してください。
例)L=Academe

Academe-ops固定

Organization Name(O)

サービス参加申請時の機関名英語表記を設定してください。この情報は各所属機関の登録担当者にお問い合わせください。
例)O=National Institute of Informatics

半角の英数字64文字以内
(記号は「'(),-./:=」と半角スペースのみ使用可能)

Organizational Unit Name(OU)

証明書を使用する部局等の名前を設定してください。
(この値は省略可能です)
(この値は複数設定することが可能です。複数指定する方法につきましては、CSR作成時ご使用のアプリケーションのマニュアルをご確認ください。) 例)OU=Cyber Science Infrastructure Development Department

・半角の英数字64文字以内
(記号は「'(),-./:=」と半角スペースのみ使用可能)
・複数OUを指定する場合は、全体で64文字以内

Common Name(CN)

サーバ証明書URLに表示されるウェブ・サーバの名前をFQDNで設定してください。例えばSSL/TLSを行うサイトが
+

https://www.nii.ac.j

{+}pの場合には、「www.nii.ac.jp」となります。FQDNにはサービス参加申請時に登録いただいた対象ドメイン名を含むFQDNのみ、証明書発行が可能となります。
例)www.nii.ac.jp                                                                                                                                             

証明書をインストールする対象サーバのFQDNで64文字以内
半角英数字、"."、""のみ使用可能。また、先頭と末尾に"."と""は使用不可

Email

本認証局では使用しないでください。

×

 

鍵長

 

 

 

 

RSA 2048bit

 

 

 

 

○・・・必須 ×・・・入力不可 △・・・省略可
注意:証明書の更新を行う場合は、先に12-7をご確認ください。

...

以下に鍵ペアの生成方法を記述します。

...

鍵ペアの作成

...

鍵ペアが作成されたことを確認後、CSRを生成します。

...

CSRの作成

...

CSRを作成後、登録担当者へ送付するための証明書発行申請TSVファイルを作成し申請します。証明書発行申請TSVファイルの作成方法、申請方法等につきましては、「証明書自動発行支援システム操作手順書(利用管理者用)」をご確認ください。
証明書の発行が完了すると、本システムより以下のメールが送信されます。メール本文に記載された証明書取得URLにアクセスし、証明書の取得を実施してください。

...

証明書取得URLの通知

...

本章ではApache2.0系+mod_sslへの証明書のインストール方法について記述します。

...

事前準備として、サーバ証明書、中間CA証明書を取得してください。

...

事前準備

...

以下の手続きに従って、中間CA証明書のインストールを行ってください。

...

中間CA証明書のインストール

...

新規でサーバ証明書をインストールする場合は以下の手続きによりサーバ証明書のインストールを実施してください。

サーバ証明書のインストール

サーバ証明書は「21-1.前提条件」条件6で記述したssl.confファイルの「SSLCertificateFile」で指定します。
「12-5-1.事前準備」で取得したサーバ証明書を「21-1.前提条件」(ア)で記述したパスへ移動してください。
$ mv server.crt /etc/httpd/conf/ssl.crt/server.crt

...

本章ではApacheに証明書を適用するための設定方法について記述します。「21-4.証明書の受領」で受領したサーバ証明書をserver.crtという名前で保存した場合の設定にて記載しています。

Apacheの設定変更

証明書のインストール終了後、「12-1. 前提条件」で記述したssl.confファイルの編集を行ってください。証明書の更新を行った場合は新たに作成した秘密鍵をSSLCertificateKeyFileに、新たに作成した証明書をSSLCertificateFileに、新たに取得した中間CA証明書をSSLCertificateChainFileに設定してください。(12-1 前提条件のとおりである場合は、設定の変更は必要ございません)
・・・
SSLCertificateFile:
デフォルトでは/etc/httpd/conf/ssl.crt/server.crt (サーバ証明書を配置)
SSLCertificateKeyFile:
デフォルトでは/etc/httpd/conf/ssl.key/server.key (秘密鍵を配置)
SSLCertificateChainFile:
デフォルトでは/etc/httpd/conf/ssl.crt/server-chain.crt(中間CA証明書を配置)
・・・

...

更新したサーバ証明書をインストールする場合は以下の手続きによりサーバ証明書のインストールを実施してください。

...

サーバ証明書の置き換えインストール

...

本章ではインストールした証明書によるSSL通信に問題がないか確認する方法を記述します。

...

証明書の反映・確認

...