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PKCS#12ファイルの作成

  1. 任意のフォルダ(ここではC:\temp\test2018とします)にて以下の3つのファイルを用意してください。
    1. 項目「鍵ペアの生成」にて生成した鍵ペアのファイル(servername.key)
    2. 項目「証明書の申請から取得まで」にて取得したコード署名用証明書(ここではtest.cerとします)
    3. 項目「1-2-1事前準備」にて用意した「ルートCA証明書」と 「中間CA証明書」を連結させたファイル(ここではchain.cerとします)
    4. 項目「1-2-1事前準備」にて用意した「ルートCA証明書」ファイル(SCRoot2CA.cer)


  2. CAfile に指定する証明書をDER形式からPEM形式に変換します。

    ・Security Communication RootCA2の場合
    openssl x509 -inform der -in SCRoot2ca.cer -outform pem -out SCRoot2ca.cer
     
    ・中間CA証明書SHA-256の場合
    openssl x509 -inform der -in nii-odcacssha2.cer -outform pem -out nii-odcacssha2.cer
  3. コマンドプロンプト上にて上記で取得した「ルートCA証明書」と「中間CA証明書」を以下のコマンドにより、連結させてください。中間CA証明書の下部にルートCA証明書が併記されるファイルとなります。

    > type (中間CA証明書のパス) (ルートCA証明書のパス) > (出力するファイル名)

  4. 連結したファイルがPEM形式になっていることを確認してください。 
    例)PEM形式の証明書

    ----BEGIN CERTIFICATE----
    MIIEcTCCA1mgAwIBAgIIasWHLdnQB2owDQYJKoZIhvcNAQELBQAwbzELMAkGA1UE
    BhMCSlAxFDASBgNVBAcMC0FjYWRlbWUtb3BzMSowKAYDVQQKDCFOYXRpb25hbCBJ
    bnN0aXR1dGUgb2YgSW5mb3JtYXRpY3MxHjAcBgNVBAMMFU5JSSBPcGVyYXRpbmcg
    Q0EgLSBHMjAeFw0xNTAzMTIwMTA4MDJaFw0xNzA0MTEwMTA4MDJaMHAxCzAJBgNV
    (中略)
    LmeW0e/xkkxwdmKv5y5txLlFcp53AZl/vjn3BHp42PFkkTISEmAUiCtQ2A25QDRR
    RG33laC8E8Tl/SnOA8h95XQtGWm47PrIjXyYtIe0rFousbpIoW8MZw4gDXVQ3485
    XEftqwwIMcLNxttJ6i6f9XVyPMRhHy9rdDPseHiXayxcBxJMuw==
    ----END CERTIFICATE----

  5. コマンドプロンプトを開き、ファイルのある任意のフォルダ(ここではC:\temp\test2018)へ移動します。

    > set Path=(OpenSSLインストールディレクトリ)\bin
    ※OpenSSLインストールディレクトリをプログラムを探すディレクトリに指定します
    > cd (作業ディレクトリ) 作業ディレクトリ

  6. 移動後、以下のコマンドを実行しPKCS#12ファイルを生成してください。

    > openssl pkcs12 -export -chain -inkey (鍵ペアのファイル名) -CAfile (ルートCA証明書と中間CA証明書を連結させたファイル) -in (コード署名用の証明書ファイル名) -out (PKCS#12形式で出力するファイル名) -name –name (コード署名用証明書のエイリアス名) -caname –caname (ルートCA証明書と中間CA証明書のエイリアス名)


  7. 「Enter pass phrase for (鍵ペアファイル):」と表示されますので、鍵ペアファイルにアクセスさせるための、パスフレーズを入力してください。 


  8. 「Enter Export Password:」と表示されますので、PKCS#12形式のファイルを保護するためのアクセスPINとして任意の文字列を入力してください。 
     

  9. 「Verifying - Enter Export Password:」と表示されますので、確認のため、同じアクセスPINを再力してください。 


  10. OpenSSLのコマンドが終了しますので、PKCS#12ファイルが作業ディレクトリに生成されていることを確認してください。 
     


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JKS(Javaキーストア)ファイルの作成

  1. 任意のフォルダ(ここではC:\temp\test2018とします)にて以下のファイルを用意してください。

    項目「1-2-2 PKCS#12ファイルの作成」にて作成したPKCS#12ファイル(test.p12)


  2. コマンドプロンプトを開き、ファイルのある任意のフォルダ(ここではC:\temp\test2018)へ移動します。

    > set Path=(JDKインストールディレクトリ)\bin
    ※JDKインストールディレクトリをプログラムを探すディレクトリに指定します
    > cd (作業ディレクトリ) 作業ディレクトリ


    移動後、以下のコマンドを実行しJKS (Javaキーストア) ファイルを作成してください。

    > keytool -importkeystore -srckeystore (PKCS#12ファイル名) -destkeystore (作成したいキーストアファイル名) -srcstoretype pkcs12 -deststoretype pkcs12 -srcalias (PKCS#12ファイルで利用されているエイリアス名) -destalias (登録したいエイリアス名) -destkeypass (キーストアに設定したいパスワード)


    ※ PKCS#12ファイルで利用されているエイリアス名(別名)は以下のコマンドでご参照ください。

    keytool -v -list -keystore –v –list –keystore (PKCS#12ファイル名)



  3. 「出力先キーストアのパスワードを入力してください:」と表示されますので、上記のコマンドの「-destkeypass」に設定した文字列を入力してください。 


  4. 「新規パスワードを再入力してください:」と表示されますので、確認のため、同じパスワードを再入力してください。 


  5. 「ソース・キーストアのパスワードを入力してください」と表示されますので、PKCS#12ファイルのアクセスPINを入力してください。 


  6. keytoolのコマンドが終了しますので、JKS (Javaキーストア) ファイルが作業ディレクトリに作成されていることを確認してください。 


  7. 署名検証時に必要となるため下記のコマンドを入力しJKS (Javaキーストア) ファイルに「ルートCA証明書」をインポートしてください。

    > keytool -importcert -keystore (キーストアファイル名) -alias (設定したいルートCA証明書のエイリアス名) -file (ルートCA証明書のファイル名) -trustcacerts



  8. 「キーストアのパスワードを入力してください:」と表示されますので、JKS (Javaキーストア) ファイルを保護するパスワードを入力してください。 


  9. 「この証明書を信頼しますか。 [いいえ]:」と表示されますので、「はい」と日本語入力で入力してください。 


  10. keytoolのコマンドが終了しますので、 JKS (Javaキーストア) ファイルが更新されていることを確認してください。 


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