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貴学にてIdPをインストールする場合の構築手順

貴学にて、貴学のサーバにOSからshibboleth(IdP)までインストール・設定を行い、構築する方式です。

  1. Shibboleth (IdP version 2)の動作要件
  2. OSをインストールする
  3. jdk6、tomcat6をインストールする(★)
  4. shibbolethのインストール(★)
  5. サービスの起動・停止方法

 

Shibboleth IdP (version 2.3) の動作要件

以下は本技術ガイドで構築する前提となる環境です。

  • Apache HTTP Server 2.2 以上 と mod_ssl

以下のパッケージはインストール方法も含めて以降の手順で説明します。

  • Apache Tomcat 6.0.17以上 (かつ7未満。Tomcat 7ではSOAP接続がサポートされません)
  • Java 5 以上 (Java 6推奨)
    (ただし、CentOSに付属する Gnu Javaは利用できません。 SunのJavaもしくはOpenJDKを利用してください。)

他の環境および最新の情報はShibbolethのサイトでご確認ください:
全体, Jetty 7, Apache Tomcat, JBoss Tomcat

 
OSをインストールする

1. OSでの設定

・OS(CentOS 5)インストール

インストーラでインストールするもの。

Webサーバー (HTTPのみ)
Open Ldap

その他のパッケージは必要に応じてインストールしてください。
ただし、Java開発とTomcat は後の手順で別にインストールします。
※このテキストはSELinuxは無効化されているものとして書かれております。下記コマンドでSELinux設定を確認してください。

$ /usr/sbin/getenforce

・ネットワーク設定

 環境に合わせ、ホスト名・ネットワーク・セキュリティを設定して下さい。
 SPでは shibd サービスが通信を行います。

2. DNSへ登録する

 新しいホスト名とIPアドレスをDNSに登録してください。

3. 時刻同期を設定する

 ntpサービスを用い、貴学環境のntpサーバと時刻同期をしてください。

 ※Shibbolethでは、通信するサーバ間の時刻のずれが約5分を越えるとエラーになります。

 


 

jdk6、tomcat6をインストールする

1. 古いtomcatの削除

tomcat5-5.5.25以前のバージョンが入っている場合は、削除してください。

2. jdk 6のインストール(★)

実習セミナー

・jdk6のパッケージは、「/root/PKG」配下にあります。
 以下のコマンドで移動してから、以降の手順を実施してください。
 # cd /root/PKG
 ※シンクライアント環境は32bitなので、パッケージ名の "x64" を"i586" に置き換えてください。

 http://java.sun.com/javase/downloads/index.jspよりダウンロードしたjdk-6u??-linux-x64-rpm.binを適当なフォルダに置いて、以下のコマンドを実行してください(??は用意されているjdkのリビジョン番号にあわせて記述して下さい)。

 

# chmod a+x jdk-6u??-linux-x64-rpm.bin
# ./jdk-6u??-linux-x64-rpm.bin

 

3. tomcat 6のインストール(★)

実習セミナー

・tomcat6のパッケージは、「/root/PKG」配下にあります。
 以下のコマンドで移動してから、以降の手順を実施してください。
 # cd /root/PKG

 http://tomcat.apache.org/download-60.cgi よりダウンロードしたapache-tomcat-6.?.??.tar.gzを/usr/javaにを置いて、以下のコマンドを実行してください(?は用意されているtomcatのリビジョン番号にあわせて記述して下さい)。

 

# tar zxv -C /usr/java -f apache-tomcat-6.?.??.tar.gz
# ln -s /usr/java/apache-tomcat-6.?.?? /usr/java/tomcat

 自動起動スクリプトを利用すると便利です。ZIPを解凍後にtomcat6起動スクリプトファイルをコピーします。 (*は用意されている起動スクリプトのファイル名にあわせて記述して下さい)

実習セミナー

・自動起動スクリプトは、「/root/PKG」配下にあります。
 以下のコマンドで移動してから、以降の手順を実施してください。
 # cd /root/PKG
# unzip tomcat6-*.zip
# chmod a+x tomcat6
# cp tomcat6 /etc/rc.d/init.d/

 自動起動の設定 (このオプション指定では マイナス ‘-’ が2つ必要です)

# chkconfig --add tomcat6
# chkconfig --level 345 tomcat6 on
# service tomcat6 start

 

4. /etc/profileに下記を追加してください。(★)

「# /etc/profile」の下(2行目)に挿入します。

JAVA_HOME=/usr/java/default
MANPATH=$MANPATH:$JAVA_HOME/man
CATALINA_HOME=/usr/java/tomcat
TOMCAT_HOME=$CATALINA_HOME
PATH=$JAVA_HOME/bin:$CATALINA_HOME/bin:$PATH
export PATH JAVA_HOME CATALINA_HOME

 追加した環境変数を読み込みます。

source /etc/profile

 

※この時点で、tomcatが正常に起動しているか確認します。
以下のアドレスにアクセスし、正常にtomcatのデフォルト画面が表示されるか確認します。
アクセス先のホスト名は、構築中IdPサーバのホスト名に変更してください。
http://example-idp.nii.ac.jp:8080

5.  httpd の設定(★)

 

実習セミナー

・ここで設定するホスト名は、各自IdPサーバのホスト名を設定してください。
 例)1番を割り振られた場合
   ex-idp-test01.ecloud.nii.ac.jp

 /etc/httpd/conf/httpd.conf の修正

(省略)
ServerName example-idp.nii.ac.jp:80 ←ホスト名
(省略)

 

6. /usr/java/tomcat/conf/server.xmlの修正(★)

他の用途で使用する予定がなければConnector port="8080"をコメントアウトしてください。

<!--
    <Connector port="8080" protocol="HTTP/1.1"
               connectionTimeout="20000"
               redirectPort="8443" />
-->

 Connector port="8009"に以下のように追加してください。

<Connector port="8009"
    protocol="AJP/1.3"  redirectPort="8443"  enableLookups="false"
 tomcatAuthentication="false" address="127.0.0.1" />

 


 

 

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