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https://wiki.shibboleth.net/confluence/display/IDP30/StorageConfiguration#StorageConfiguration-MemcachedStorageService

Shibboleth-IdP冗長化環境構築手順書(memcached編)

2011年12月26日
国立情報学研究所

- 目次 -
1. はじめに
1.1. 本章の目的
1.2. 前提条件
1.3. ソフトウェア配布元
2. memcachedの構築
2.1. 必要なパッケージのインストール
2.2. memcachedのインストールと起動
2.3. memcachedの起動確認
3. Shibboleth-IdPとの連携
3.1. Apache Tomcatの停止
3.2. memcachedを利用するためのライブラリを追加します。
3.3. Shibboleth-IdPの設定ファイルの変更
3.4. Apache Tomcatの再実行
4. repcached対応

1. はじめに

1.1. 本章の目的

本書は、キャッシュサーバであるmemcachedのインストールとShibboleth-IdPの冗長化手順書です。
本書にて、memcachedとShibboleth-IdPの連携ができることを目的とします。

1.2. 前提条件

memcachedを使ったShibboleth-IdPの冗長化を構築するにあたり、下記を前提条件とします。
前提条件

1.3. ソフトウェア配布元

本手順書で参照されている主なソフトウェアおよび配布元は以下の通りです。

2. memcachedの構築

memcachedを構築する全てのサーバで実施します。

2.1. 必要なパッケージのインストール

2.2. memcachedのインストールと起動

RHEL 6系など、yumリポジトリからmemcachedパッケージをインストールできる場合はそちらの使用をお勧めします。
ただし、後述のrepcachedを使用する場合はソースからのコンパイルが必要です。

2.3. memcachedの起動確認

3. Shibboleth-IdPとの連携

3.1. Apache Tomcatの停止

3.2. memcachedを利用するためのライブラリを追加します。

# wget --no-check-certificate https://www.aai.dfn.de/fileadmin/tools/unimr-memcached.tar.gz
# tar zxf unimr-memcached.tar.gz
# cd unimr-memcached
# cp unimr-memcached-idp2.3-rev151.jar /usr/java/tomcat/webapps/idp/WEB-INF/lib/
# cp lib/spymemcached-2.7.jar /usr/java/tomcat/webapps/idp/WEB-INF/lib/

 

3.3. Shibboleth-IdPの設定ファイルの変更

3.4. Apache Tomcatの再実行

4. repcached対応

複数memcached上のデータレプリケーションを行うrepcachedに変更するには以下のページの手順に従ってインストールしてください。
http://repcached.lab.klab.org/

以上。