metadata-providers.xml ファイルの変更

メタデータの自動ダウンロードやローカルのメタデータを参照するためにmetadata-providers.xml ファイルを変更します。

学術認証フェデレーションのメタデータを自動的にダウンロードするために 旧: IdPのトラストアンカーの確認と必要なCA証明書の導入 のページを参照して必要なCA証明書が導入されていることをご確認ください。

また検証用証明書をダウンロードして、任意のディレクトリに置き、そのパスを設定します。
以下では「/opt/shibboleth-idp/credentials/」に置いたものとして説明しています。
詳しくはテストフェデレーションルールをご参照ください。 → テストフェデレーションルール


運用/テストフェデレーションの設定情報


メタデータのダウンロードURL検証用証明書

運用フェデレーション

https://metadata.gakunin.nii.ac.jp/gakunin-metadata.xml

gakunin-signer-2017.cer
テストフェデレーションhttps://metadata.gakunin.nii.ac.jp/gakunin-test-metadata.xmlgakunin-test-signer-2011.cer


(2017/11/21追記)
※フェデレーションメタデータの署名鍵および署名検証用証明書が更新されました。
 古い設定になっている場合は新しい証明書に更新してください。詳細はメタデータ署名証明書の頁をご覧ください。

1.メタデータダウンロード設定

学術認証フェデレーションのメタデータを自動的にダウンロードする設定をします。

運用フェデレーション用メタデータと、テストフェデレーション用メタデータを同時に読み込まないようにしてください。テストフェデレーションから運用フェデレーションへの移行時にテストフェデレーション用メタデータの自動読み込み設定を削除せず、運用フェデレーション用メタデータの自動読み込み設定を追記した場合に、両方のメタデータを読み込んだ状態となります。

運用フェデレーション用メタデータ・テストフェデレーション用メタデータの両方を自動読み込みする設定になっていると、意図せずテストフェデレーション用メタデータの情報が利用されることで運用フェデレーションSPとの認証でエラーが発生する可能性があります。

同様の理由でSP側の混乱を避けるため、テストフェデレーションから運用フェデレーションへ同一entityIDで移行する場合には、テストフェデレーション側のIdPは廃止申請を行ってください。その後テスト用途でテストフェデレーションにIdPを登録する場合には運用フェデレーションのものと異なるentityIDで登録するようにしてください。


/opt/shibboleth-idp/conf/metadata-providers.xml ファイルを以下のように編集してください。 

The EntityRoleWhiteList saves memory by only loading metadata from SAML roles
that the IdP needs to interoperate with.
-->

<!--
 --> ← コメントアウト解除

<MetadataProvider id="HTTPMetadata"
                  xsi:type="FileBackedHTTPMetadataProvider"
                  backingFile="%{idp.home}/metadata/gakunin-metadata-backing.xml"
                  metadataURL="https://metadata.gakunin.nii.ac.jp/gakunin-metadata.xml">
                                   ↑メタデータのダウンロードURL
    <MetadataFilter xsi:type="SignatureValidation" requireSignedRoot="true"
                    certificateFile="%{idp.home}/credentials/gakunin-signer-2017.cer">

                               検証用証明書

<!-- ← 公開鍵をファイルで指定するのでコメントアウト
        <PublicKey>
            MIIBI.....
        </PublicKey>
--> ← 公開鍵をファイルで指定するのでコメントアウト

    </MetadataFilter>
    <MetadataFilter xsi:type="RequiredValidUntil" maxValidityInterval="P15D"/>
    <MetadataFilter xsi:type="EntityRoleWhiteList">
            <RetainedRole>md:SPSSODescriptor</RetainedRole>
    </MetadataFilter>
</MetadataProvider>
<!-- --> ← コメントアウト解除

※端末のサイズによっては表記がずれる可能性がございます。画面を広くしてご覧ください。

(maxValidityIntervalおよびメタデータのvalidUntilについては以下をご参照ください。

メタデータのvalidUntilを検証する設定方法