このページは、授業・セミナー等でNIIのオンライン分析システムを利用する教員・講師の方向けの情報をまとめています。

できること

アカウント要件

本システムを利用するには、講師と受講者がそれぞれ、次のいずれかの方法でログインする必要があります。

動作環境

講師と受講者がそれぞれ、次の環境を持っていることを想定しています。

分析環境の作り方

ここでは、『Rで学ぶデータサイエンス 14 計量政治分析』(共立出版)をテキストとする授業に本システムを利用する例を示します。

  1. 授業用のリポジトリを GitHub に作成し、環境構成情報(後述)と、教材となるプログラム、データファイルなど(あれば)を置きます。
  2. https://binder.cs.rcos.nii.ac.jp/ をブラウザで開きます。



  3. 一番上の [GitHub repository name or URL] 欄にリポジトリのURLを入力します。
  4. [Copy the URL below and share your Binder with others:] の下に表示された URL をコピーします。
  5. [Launch] ボタンを押します。
  6. 所属機関の選択で、ご自身の所属機関または OpenIdP を選び、[選択] ボタンをクリックします。
  7. ご自身の所属機関または OpenIdP のアカウントで認証します。
  8. 自分用の分析環境が新たに作られます。



  9. 手順4でコピーした URL を受講者に伝えます。

手順1で作成する環境構成情報は、分析環境にインストールしておきたいパッケージを記述したテキストファイルです。apt.txt に OS (Ubuntu) のパッケージを、environment.yml に conda のパッケージを、それぞれ記述します。その他のパッケージをインストールする方法など、詳しくは https://mybinder.readthedocs.io/en/latest/using/config_files.html をご参照いただくか、下記担当者にご相談ください。

分析環境の使い方

  1. 講師から伝えられた URL をブラウザで開きます。
  2. 所属機関の選択で、ご自身の所属機関または OpenIdP を選び、[選択] ボタンをクリックします。
  3. ご自身の所属機関または OpenIdP のアカウントで認証します。
  4. 自分用の分析環境が新たに作られます。
  5. Files の右側にある New → RStudio をクリックします。RStudio が新しいタブで開きます。



  6. 講師の指示に従って RStudio を使いましょう。

手順1.で URL を開くたびに新たな分析環境が作られる点に注意してください。つまり、この URL を2回開いたら、受講者は2個の分析環境を持つことになります。ひとりの受講者が最大20個の分析環境を持つことができます。

作業を終えたら、変更したファイルを保存してブラウザを閉じます。ブラウザを閉じても分析環境は失われません。

以前に作った自分用の分析環境で作業を再開するには

  1. https://jupyter.cs.rcos.nii.ac.jp/ をブラウザで開きます。
  2. Named Servers の下にある URL をクリックします。複数の分析環境を作った場合、それぞれの URL が表示されます。

不要な分析環境を削除するには

  1. https://jupyter.cs.rcos.nii.ac.jp/ をブラウザで開きます。
  2. 右側の [stop] ボタンを押し、しばらく待ちます。
  3. 右側に現れる [delete] ボタンを押します。

問い合わせ先

国立情報学研究所 オープンサイエンス基盤研究センター
オンライン分析システム担当 藤原一毅 <cs-support@nii.ac.jp>