基地局マップのフォーマット変更
eduroamより、基地局マップのフォーマットを変更するという通知がございました。
切り替え日時は、以下となっています。
新フォーマットへの切り替え日時:2019年11月30日(土)(GMT0:00ごろ、JST9:00ごろ)
eduroam JPでの新バージョンマップ適用第1弾のデータの受け付けは11月29日15時までとさせていただきます。
※11月30日は土曜日のため、前日中に適用作業が必要となります。
新基地局マップの特徴
既存の基地局マップでは、AP設置場所の緯度・経度のみでしたが、新基地局マップでは以下のような特徴が追加されています。
経度、緯度に加えて高度を設定可能
高度を設定できることにより、建物の何階でeduroamを利用できるか提示できるようになります。
なお、高度は省略可能です。
複数の経度、緯度、高度のセットによる範囲の表現
位置情報を記載する<coordinates>タグに、緯度,経度,高度;緯度,経度,高度;……… のように、経度、緯度、高度のセットを「;」で区切って複数(3セット以上)記載することにより、eduroam利用可能範囲を提示することができます。
高度は省略可能です。
新フォーマット
既存のマップフォーマットはお使いいただけませんので、以下の新マップフォーマットにて再作成の上、
eduroam JP申請システムにアップロードしてください。
テンプレートのダウンロードはこちらです。
ご作成いただいたXMLファイルはeduroam JP申請システムよりアップロードしてください。
※ご提出いただいた新バージョンのマップ適用は11月30日からとなります。即時適用ではありませんので、ご留意くださいますよう、お願いいたします。
※基地局マップの掲載をお急ぎの場合は、とりあえず旧フォーマットの基地局マップデータをご提出の後、11月29日15時までに新バージョンのマップをご提出ください。
旧フォーマットはこちらです。
ROid
eduroam JPに対してGÉANTより割り当てられたIDです。こちらは変更しないようにご注意ください。
instid
機関ごとにeduroam JPが割り当てるIDです。eduroam JPでは、e-Rad機関番号としてください。e-Radに登録されていない機関の場合も、eduroam JPでe-Rad機関番号のフォーマットに似た番号を独自に割り当てていますので、eduroam JP申請システムのダッシュボードに表示される「基本情報」の「e-Rad機関番号」を参照してください。
e-Radに登録されている機関の場合は、e-Rad機関番号リストでも確認できます。
locationid
基地局(AP)ごとにeduroam JPが割り当てるIDです。eduroam JPでは、instid(e-Rad機関番号)_nとし、nには各機関で設置した基地局ごとに6桁以内の数字等を割り当ててください。たとえば、6桁中先頭の二桁を基地局設置場所の識別に使用する、などとして構いません。
基地局フォーマット編集の注意点
- データを記入しないタグについても残してください。eduroam.orgがデータを取り込む際、ヴァリデータでエラーとなります。
2019/10/8追記:IEEE 802.11-2012の8.4.1.34節を参照して指定する値の例示が誤っていました。研究・開発施設が2,8、大学・短大が3,3です。逆に記載しておりました。申し訳ございません。
2019/10/17追記:institutionタグ内の担当者連絡先と、locationタグ内の担当者連絡先は、記入フォーマットは同じですが、担当者が同一である必要はございません。基地局ごとに担当者がいる場合は、locationタグ内の担当者連絡先にその担当者情報をご記入ください。
2019/10/18追記:locationタグ内のcoordinateによる位置情報ですが、以下のような基準での使い分けを参考にしてください。
- 基地局が密集し、eduroamのSSIDを捕まえやすい場所は複数座標の記入によるエリア表示
- 基地局がまばらに存在し、各基地局の周囲でしかeduroamを利用できない場所では単一座標の記入によるスポット表示
2019/10/29追記:locationタグ内のtypeを1:エリア表示とする場合は、その前のcoordinate内は3点以上の複数座標を設定し、エリア表示となるようにしてください。
2019/12/16追記:複数座標指定によるエリア表示については、eduroam.org側の問題により現在マップ上に表示できておりません。問題の解決までお待ちくださいますよう、お願いいたします。また、locationタグ内のts(更新日) については、公開されている仕様書上は必須項目となっていますが、実際には不要とのことです。
<!-- 最終更新:2019年12月16日 15:30 --> <!-- ファイルは文字コードUnicode(UTF-8)で記入すること --> <!-- タグの大文字・小文字は厳守すること --> <!-- 提出データではコメント行を削除する --> <!-- 参考資料: http://monitor.eduroam.org/database.php --> <institutions> <!-- 任意となっているもの以外は必須、以下は記入例 --> <institution> <!-- instidはe-Rad機関番号またはeduroam JPから割り当てられた番号としてください --> <instid>62615</instid> <!-- 固定 --> <ROid>JP01</ROid> <!-- IdP, SP, IdP+SPから選択 --> <type>IdP+SP</type> <!-- 運用フェーズなら1、テスト段階、基地局整備中の場合なら0 --> <stage>1</stage> <!-- レルムを記載(IdPを運用している場合のみ) --> <inst_realm>nii.ac.jp</inst_realm> <!-- 複数ある場合は続けて記載 --> <inst_realm>nii.jp</inst_realm> <!-- 機関名称(英語) --> <inst_name lang="en">National Institute of Informatics</inst_name> <!-- 機関名称(日本語) --> <inst_name lang="ja">国立情報学研究所</inst_name> <!-- 機関所在地(英語) --> <address> <street lang="en">2-1-2 Hitotsubashi</street> <city lang="en">Chiyoda-ku, Tokyo</city> </address> <!-- 機関所在地(日本語) --> <address> <street lang="ja">一ツ橋2-1-2</street> <city lang="ja">千代田区</city> </address> <!-- 任意、機関の経度、緯度、高度(単位はメートルとして数値を記入、省略可) --> <coordinates>139.7585707,35.6929125</coordinates> <!-- IEEE 802.11-2012の8.4.1.34節参照、カンマで区切られたペアの数字を記入,研究開発施設:2,8、大学・短大:3,3、任意 --> <inst_type>3,3</inst_type> <!-- 担当者連絡先(複数の担当者がいる場合等は複数記入してください) --> <contact> <name>担当者1氏名</name> <email>hoge@nii.ac.jp</email> <phone>+81xxxxxxxxx</phone> <!-- 0なら個人、1なら部署 --> <type>0</type> <!-- 0なら非公開、1なら公開 --> <privacy>0</privacy> </contact> <contact> <name>担当者2氏名</name> <email>moge@nii.ac.jp</email> <phone>+81xxxxxxxxx</phone> <type>1</type> <privacy>1</privacy> </contact> <!-- 機関情報のURL --> <info_URL lang="en">http://www.nii.ac.jp/en/</info_URL> <info_URL lang="ja">http://www.nii.ac.jp/</info_URL> <!-- 機関のeduroamポリシーのURL --> <policy_URL lang="en">http://www.nii.ac.jp/en/</policy_URL> <policy_URL lang="ja">http://www.nii.ac.jp/</policy_URL> <!-- 更新日 --> <ts>2019-09-30T12:00:00</ts> <!-- 基地局/エリアの数だけ<location>~</location>を記入 --> <location> <!-- instidの値_n(n:任意の正数等。6桁程度まで。先頭の数桁を設置場所の識別に使うなど可) --> <locationid>62615_010001</locationid> <!-- 経度、緯度、高度(高度は省略可、単位をメートルとして記入) eduroam利用可能範囲を提示する場合は、多角形の頂点の座標を";"で区切って複数座標セットを記入 --> <coordinates>139.7585707,35.6929125</coordinates> <!-- 0:テスト運用 1:本運用 --> <stage>1</stage> <!-- coordinatesの表示種別 0:シングルスポット(デフォルト) 1:エリア表示 2:モバイル --> <!-- 1:エリア表示を選択する場合は、coordinatesには3点以上の複数座標を設定し、エリア表示となるようにしてください --> <type>0</type> <loc_name lang="en">National Institute Informatics 19F</loc_name> <loc_name lang="ja">国立情報学研究所19階</loc_name> <!-- 基地局所在地(英語) --> <address> <street lang="en">2-1-2 Hitotsubashi</street> <city lang="en">Chiyoda-ku, Tokyo</city> </address> <!-- 基地局所在地(日本語) --> <address> <street lang="ja">一ツ橋2-1-2</street> <city lang="ja">千代田区</city> </address> <!-- IEEE 802.11-2012の8.4.1.34節参照、カンマで区切られたペアの数字を記入,研究開発施設:2,8、大学・短大:3,3(任意) --> <location_type>3,3</location_type> <!-- (任意)基地局の担当者連絡先を記入(複数の担当者がいる場合等は複数記入してください)。フォーマットは上の機関担当者の連絡先と同様。 --> <contact> <name>担当者1氏名</name> <email>hoge@nii.ac.jp</email> <phone>+81xxxxxxxxx</phone> <type>0</type> <!-- 0なら非公開、1なら公開 --> <privacy>0</privacy> </contact> <contact> <name>担当者2氏名</name> <email>moge@nii.ac.jp</email> <phone>+81xxxxxxxxx</phone> <type>1</type> <!-- 0なら非公開、1なら公開 --> <privacy>1</privacy> </contact> <!-- SSID名称。実際に使われてるSSIDを記載してください(原則はeduroam)。 --> <SSID>eduroam</SSID> <!-- 対応している暗号化方式をカンマで区切って記入(任意) --> <enc_level>WPA2/AES,WPA/TKIP</enc_level> <!-- ポイント/範囲内にある基地局(無線AP)の数を記入。不明な場合はタグを削除(任意) --> <AP_no>20</AP_no> <!-- ポイント/範囲内にあるeduroam対応の有線LANコンセントの数。存在する場合はその数を記入、無い場合は0、不明な場合はタグを削除(任意) --> <wired_no>0</wired_no> <!-- 何らかの制限・拡張がある場合、以下から該当するものを選んで記入(任意)。複数の場合はカンマで区切る --> <!-- port_restrict、transp_proxy、IPv6、NAT、HS2.0 --> <tag>IPv6,NAT</tag> <!-- デフォルトは0、物理的アクセス制限があれば1(任意) --> <availability>0</availability> <!-- サービス(基地局)が1日24時間利用できない場合は、情報を(フリーテキストで)提供 --> <operation_hours>none</operation_hours> <!-- 機関情報のURL(任意) --> <info_URL lang="en">http://www.nii.ac.jp/en/</info_URL> <info_URL lang="ja">http://www.nii.ac.jp</info_URL> </location> </institution> </institutions>