Shibboleth IdPにはaacli.shというコマンドがあり、任意のSP(entityID)と任意のユーザ名を引数に与えることでSPに送出される属性がXMLで取得できます。IdP 2.3.5 ~ IdP 2.3.8ではIdPに含まれるファイルが変更となった影響でそのまま実行すると NoClassDefFoundError
となります。
$ sudo -u tomcat /opt/shibboleth-idp/bin/aacli.sh --configDir /opt/shibboleth-idp/conf/ --principal=test001 --requester=https://sp.example.ac.jp/shibboleth-sp Exception in thread "main" org.springframework.beans.factory.BeanCreationException: Error creating bean with name 'shibboleth.HandlerManager': Initialization of bean failed; nested exception is java.lang.NoClassDefFoundError: javax/servlet/ServletRequest at org.springframework.beans.factory.support.AbstractAutowireCapableBeanFactory.doCreateBean(AbstractAutowireCapableBeanFactory.java:480) :
→ 上記エラーが出力された場合はTomcatのjarファイルを参照するようにしてください。
$ sudo ln -s $CATALINA_HOME/lib/servlet-api.jar /opt/shibboleth-idp/lib/
CentOS 6のyumでインストールされるtomcat6パッケージについてはファイル名が tomcat6-servlet-2.5-api-6.0.24.jar
となっているようですので、これへのシンボリックリンクを作成してください。
→ aacli.shコマンドの詳細は 設定・運用・カスタマイズ > SPに対してどのような属性が送出されるか確認する方法 と https://wiki.shibboleth.net/confluence/display/SHIB2/AACLI をご参照ください。
→ 参考情報 : 情報交換メーリングリストupki-fed:00419
この問題はIdP 2.4.0で修正されました。https://issues.shibboleth.net/jira/browse/SIDP-557 "servlet-api-2.5.jar"のようなファイル名で自動的に /opt/shibboleth-idp/lib/ にコピーされているはずです。
IdP 2.4.0にバージョンアップしたあとに以前作成した $CATALINA_HOME/lib/servlet-api.jar へのシンボリックリンクがある場合は削除してください。