metadata-providers.xml ファイルの変更
メタデータの自動ダウンロードやローカルのメタデータを参照するためにmetadata-providers.xml ファイルを変更します。
学術認証フェデレーションのメタデータを自動的にダウンロードするために IdPのトラストアンカーの確認と必要なCA証明書の導入 のページを参照して必要なCA証明書が導入されていることをご確認ください。
また検証用証明書をダウンロードして、任意のディレクトリに置き、そのパスを設定します。
以下では「/opt/shibboleth-idp/credentials/」に置いたものとして説明しています。
(詳しくはテストフェデレーションルールをご参照ください。 → テストフェデレーションルール)
運用/テストフェデレーションの設定情報
※フェデレーションメタデータの署名鍵および署名検証用証明書が更新されました。詳細はIdPのメタデータ署名証明書移行手順をご覧ください。
1.メタデータダウンロード設定
学術認証フェデレーションのメタデータを自動的にダウンロードする設定をします。
メタデータの読み込みについての注意点
運用フェデレーション用メタデータと、テストフェデレーション用メタデータを同時に読み込まないようにしてください。テストフェデレーションから運用フェデレーションへの移行時にテストフェデレーション用メタデータの自動読み込み設定を削除せず、運用フェデレーション用メタデータの自動読み込み設定を追記した場合に、両方のメタデータを読み込んだ状態となります。
運用フェデレーション用メタデータ・テストフェデレーション用メタデータの両方を自動読み込みする設定になっていると、意図せずテストフェデレーション用メタデータの情報が利用されることで運用フェデレーションSPとの認証でエラーが発生する可能性があります。
同様の理由でSP側の混乱を避けるため、テストフェデレーションから運用フェデレーションへ同一entityIDで移行する場合には、テストフェデレーション側のIdPは廃止申請を行ってください。その後テスト用途でテストフェデレーションにIdPを登録する場合には運用フェデレーションのものと異なるentityIDで登録するようにしてください。
/opt/shibboleth-idp/conf/metadata-providers.xml ファイルを以下のように編集してください。
The EntityRoleWhiteList saves memory by only loading metadata from SAML roles
that the IdP needs to interoperate with.
-->
<!-- --> ← コメントアウト解除
<MetadataProvider id="HTTPMetadata"
xsi:type="FileBackedHTTPMetadataProvider"
backingFile="%{idp.home}/metadata/gakunin-metadata-backing.xml"
metadataURL="https://metadata.gakunin.nii.ac.jp/gakunin-metadata.xml">
↑メタデータのダウンロードURL
<MetadataFilter xsi:type="SignatureValidation" requireSignedRoot="true"
certificateFile="%{idp.home}/credentials/gakunin-signer-2010.cer">
↑
検証用証明書
<!-- ← 公開鍵をファイルで指定するのでコメントアウト
<PublicKey>
MIIBI.....
</PublicKey>
--> ← 公開鍵をファイルで指定するのでコメントアウト
</MetadataFilter>
<MetadataFilter xsi:type="metadata:RequiredValidUntil" maxValidityInterval="P15D"/>
↑この部分を削除します(3.2.1以降では修正済みなので対処不要)
<MetadataFilter xsi:type="EntityRoleWhiteList">
<RetainedRole>md:SPSSODescriptor</RetainedRole>
</MetadataFilter>
</MetadataProvider>
<!-- --> ← コメントアウト解除
※端末のサイズによっては表記がずれる可能性がございます。画面を広くしてご覧ください。
(maxValidityIntervalおよびメタデータのvalidUntilについては以下をご参照ください。