ファイルの送信時やゲストにバウチャーを送信時に宛先を指定してメールを送信しますが、宛先のメールアドレスが誤っていた場合などメールが配信できないことがあります。
NII FileSenderでは、メールが配信できなかった場合に特定の条件を満たしていればそれを送信者に通知します。配送先サーバが通知をしないなど条件を満たさない場合は、配信できなかったことを送信者は知ることができません。
送信者に通知される内容および方法は、配信できなかった理由と配送先サーバからの通知方法によって、二種類あります。
メールが配信できなかったことが明確な場合の通知
通知される条件
送信したメールの宛先の(あるいは中継された)メールサーバが、メールを配信できなかった場合にその旨を送信元サーバである NII FileSender に通知してきた場合、かつ、以下のいずれかの条件を満たし送信者が特定できた場合に次項の方法にて通知します。
主にメール送信先のメールアドレスが誤っていた場合に発生することが確認されています。ただしメールサーバの動作により、通知できない場合があることも確認されています。
- NII FileSender がメール送信時に設定したエンベロープFrom(Return-Path ヘッダ)に基づいて通知された場合
- インターネットの標準仕様の一つである RFC 3464 に準拠したメールの形式で、かつ配信できなかったことを示す以下のいずれかの内容であった場合
- "Action" フィールドが "failed" (配送の失敗)
- "Status"フィールドが "4xx" (一時的な障害) あるいは "5xx"(恒久的な障害)
通知の方法
送信したメールが配信できなかった場合、「マイ転送」画面の当該の転送について赤く色づけされて表示されます。ただし、送信した直後に表示されるわけではなく、配信できなかったことが判明した時点で表示されるため通常一時間程度、場合によっては数日後に表示される可能性があります。
また、メールでも以下の内容で送信者に通知されます。
Subject: NII FileSender: メッセージ送信の失敗 利用者様、 受信者のうち1人以上がメッセージの受信に失敗しました: 転送#<転送ID・任意の番号>受信者<メールアドレス>、日時<年/月/日 時刻> 次のURLから追加の詳細をご覧になれます:https://filesender.nii.ac.jp/ 以上、よろしくお願いいたします。 NII FileSender
何らかの異常は発生したがメールが配信できたかが不明な場合の通知
通知される条件
送信したメールの宛先の(あるいは中継された)メールサーバが、送信したメールに対して何らかの異常などにより送信元サーバである NII FileSender に通知してきた場合、かつ、以下のいずれかの条件を満たし送信者が特定できた場合に次項の方法にて通知します。
メール送信先のメールアドレスがメーリングリストで、メーリングリストのメンバー以外からの投稿を禁止している場合に発生することが確認されています。
- NII FileSender がメール送信時に設定したエンベロープFrom(Return-Path ヘッダ)に基づいて通知された場合
- インターネットの標準仕様の一つである RFC 3464 に準拠したメールの形式で、前項の「メールが配信できなかったことが明確な場合の通知」の条件に合致しない場合
通知の方法
メールにて送信者に以下の内容のメールが通知されます。ただし、送信した直後に通知されるわけではなく、何らかの異常があったことが判明した時点で通知されるため通常一時間程度、場合によっては数日後に通知される可能性があります。
Subject: NII FileSender: 受信者<メールアドレス>からのフィードバック 利用者様、 受信者<メールアドレス>からメールによるフィードバックを受信しました。添付をご確認ください。 以上、よろしくお願いいたします。 NII FileSender ---------- Forwarded message ---------- <以下、送信元サーバが通知してきたメールのヘッダおよび本文>