1. はじめに
本メニューでは、IdPをカスタマイズします。
インストール状態ではID/パスワード認証となっていますが、クライアント証明書による認証を行う設定です。
2. 実習セミナーでは
以下のような設定で行います。
手順書と照らし合わせながら、作業を進めてください。
・認証局のCA証明書
以下のコマンドで入手してください。
# wget https://ex-ds.gakunin.nii.ac.jp/cacert.pem
以下のようにCA証明書を配置します。
# cp cacert.pem /opt/shibboleth-idp/credentials
・クライアント認証局のサブジェクト
使用するクライアント証明書のサブジェクト"O"は、「National Institute of Informatics」となります。
クライアント証明書のサブジェクト"O"をチェックする設定を行う箇所があるので、設定値を置き換えてください。
/etc/httpd/conf.d/ssl.confの設定
SSLRequire %{SSL_CLIENT_S_DN_O} eq "National Institute of Informatics"
CN = test001, OU = Cyber Science Infrastructure Development Department, O = National Institute of Informatics, L = Chiyoda-ku, ST = Tokyo, C = JP
3. 手順書
下記の設定手順書を参照し、作業を行います。
※実習時の設定値に置き換える事を忘れないようにしてください。
4. 動作確認
・クライアント証明書インストール
証明書認証の動作確認を行う為、使用するブラウザにクライアント証明書をインストールする必要があります。
以下の説明を参考に、実習セミナーで使用するブラウザ(Firefox)にインストールしてください。
・クライアント証明書
クライアント証明書は、実習セミナー用DSサーバよりダウンロードしてください。
https://ex-ds.gakunin.nii.ac.jp/client_shib.p12(client_shib.p12)
・インストール
以下の手順でインストールします。
① ブラウザ(Firefox)を起動します。
② メニューのツール内にあるオプション、または右上にある三本線のアイコンをクリックし
中にあるオプションを選択します。
③ 右上の検索窓に「証明書」と入力します。
④ 下にある「証明書を表示...」ボタンをクリックします。
⑤ 証明書マネージャー画面が表示されるので、「あなたの証明書」タブを選択し「インポート(M)...」をクリックします。
⑥ 証明書の選択する画面が表示されるので、デスクトップ上にある「client_shib.p12」を
選択し開くボタンをクリックします。
⑦ パスワードの入力を求められるので、「shibcert」と入力してOKボタンをクリックします。
① 設定後、ApacheやJettyの再起動を行ってない場合は行ってください。
systemctl restart httpd
systemctl restart jetty
② 各自が使用するSPの接続確認用ページにアクセスします。
例)1番を割り振られた場合 https://ex-sp-test01.gakunin.nii.ac.jp/
③ ログインボタンをクリックします。
④ DSの設定を行っている場合、所属機関の選択画面が表示されるので、各自が使用するIdPを選択します。
⑤ 証明書認証用のログイン画面が表示されるので、Certificate Loginボタンをクリックします。
⑥ 個人証明書の要求というダイアログが表示されるので、対象となるクライアント証明書を選択して、
OKボタンをクリックします。
※送信属性同意画面が表示される場合は、そのまま設定値を送信しします。
⑦ 正しく属性受信の確認ページが表示される事を確認してください。
※ID/パスワードを入力するログイン画面は表示されず、クライアント証明書で認証が行われ、
ログインする事ができます。