SPによってはディスカバリーサービス(DS)のIdPリストから所属機関を選択して認証する方法のほかに、所属機関ごとに用意されるWAYFless URLを用いてログインする方法が提供される場合があります。WAYFless URLは所属機関ごとに異なるURLが発行されるため、クラウドゲートウェイの利用可能サービスとして表示するためにはプライベートサービスを活用する必要があります。
あなたが所属機関のIdP管理者である場合には、プライベートサービスを機関グループに接続することで、機関に所属するユーザが利用可能なサービスとして公開することができます。プライベートサービスを使ったWAYFless URLのサービス追加について以下に設定例を記載します (事前に プライベートサービス のドキュメントをご一読ください)。
サービスアイコン:任意のアイコンを選択してください。もしくは上記 IdP・SP一覧 にロゴが表示されている場合はその画像をアップロードすることもできます。
サービスURL :SPから指定されたWAYFless URLを設定してください。SPごとの具体的な設定例を以下に記載します
meatwikiをはじめとしたクラウドゲートウェイ連携SPでは「MYグループ」で設定したグループ情報に基づいて、SPごとに定められた処理(アクセス権の付与など)が行われています。グループ情報の登録がクラウドゲートウェイ上では正しくなされているにも関わらず、連携SP側に正しいグループ情報が渡っていない(許可されているはずのページが表示されない、スペースが表示されないなど)の場合には次の原因が考えられます。
クラウドゲートウェイへ必要な属性を送信しているのと同様に、連携SPへもそれが要求している属性を送信してください。特にePPN (eduPersonPrincipalName) を連携SPへも送信しないとグループ情報が渡らない原因となります。
IdPからクラウドゲートウェイと連携SPにそれぞれ異なるePPN (eduPersonPrincipalName) が送信されていることが原因で正しいグループ情報が渡らず、結果として意図した動作ができないという場合があります。これは連携SPがePPNをキーとしてクラウドゲートウェイへ問い合わせを行うために、SPごとにそれぞれ異なるePPNが送信されている場合には別の人物として取り扱われるためです。
ePPNの送信に関しては、フェデレーションに参加する全てのSPに対して同じ値を送信する必要があることが学認の属性リスト ( eduPersonPrincipalName ) にも明記されています。