1. はじめに
本メニューでは、SPをカスタマイズします。
ドキュメントルート(/var/www/html)にあるindex.htmlにDSを埋め込み(Embedded DS)、SPの画面からIdPが選択できるようにします。
またEmbedded DSのカスタマイズとして、以下の2つの機能を設定します。
・フェデレーション外のIdPを追加
・特定のIdPのみリスト表示
2. 実習セミナーでは
以下のような設定で、/var/www/html/index.htmlに埋め込みます。
手順書と照らし合わせながら、作業を進めてください。
※ 以下では実習セミナーフェデレーションのEmbedded DS機能を利用していますが、学認テストフェデレーションに参加している場合にはそちらのEmbedded DS機能を利用することも可能です。
・Javascriptテンプレートのダウンロード
以下のように実習セミナー内のDSより取得します。 https://ex-ds.gakunin.nii.ac.jp/WAYF/embedded-wayf.js/snippet.html
・テンプレートからの変更箇所
wayf_sp_entityID(Embedded DSを利用するSPのentityID):
例)1番を割り振られた場合
https://ex-sp-test01.gakunin.nii.ac.jp/shibboleth-sp
wayf_sp_handlerURL(Embedded DSを利用するSPのハンドラURL):
例)1番を割り振られた場合
https://ex-sp-test01.gakunin.nii.ac.jp/Shibboleth.sso
wayf_return_url(Embedded DSを利用するSPで認証後に戻るURL):
例)1番を割り振られた場合
https://ex-sp-test01.gakunin.nii.ac.jp/secure/index.php
・フェデレーション外のIdPを追加
※こちらもテンプレートの変更にて設定します。
wayf_additional_idps(フェデレーション外のIdP情報リスト):
ここでは、以下の情報のIdPを追加します。
var wayf_additional_idps = [
{name:"DSカスタマイズ 追加IdP",
entityID:"https://test-idp1.gakunin.nii.ac.jp/idp/shibboleth",
SAML1SSOurl:"https://test-idp1.gakunin.nii.ac.jp/idp/profile/Shibboleth/SSO"}
];
・IdPリストに表示するIdPを動的に変更
※こちらもテンプレートの変更にて設定します。
今回は、以下のように、予め準備しているDiscoFeedファイルを使って行います。
wayf_discofeed_url(認証が可能なIdPリストURL): 例)1番を割り振られた場合 var wayf_discofeed_url = "https://ex-sp-test01.gakunin.nii.ac.jp/discofeed.list";
3. 手順書
下記の導入手順書を参照し、作業を行います。
※実習時の設定値に置き換える事を忘れないようにしてください。
4. 動作確認
① 各自が使用するSPの接続確認用ページにアクセスします。
例)1番を割り振られた場合 https://ex-sp-test01.gakunin.nii.ac.jp/
② ログインボタンの下にEmbedded DSが表示されます。
③ 下矢印、またはリセットをクリックして、追加した「DSカスタマイズ 追加IdP」があることを確認します。
④ IdPリスト表示が「実習セミナー接続確認用IdP」と「DSカスタマイズ 追加IdP」と各自が使用するIdPの計3つに制限されていることを確認します。
また、以下のファイルにアクセスして、どのIdPを表示する設定になっているか確認します。
https://ex-sp-testXX.gakunin.nii.ac.jp/discofeed.list
⑤ 「実習セミナー接続確認用IdP」、または各自が使用するIdPを選択します。
⑥ IdPのログイン画面が表示されるので、Username/Passwordを入力して認証を行います。
⑦ 正しく属性受信の確認ページが表示される事を確認してください。