idp.properties ファイルの変更
IdPのentityIDやScopeや証明書などのプロパティ値をidp.properties ファイルに設定します。
entityIDやScopeは、インストール時に入力した値で設定されているので、証明書を設定します。
1. 証明書の設定
サーバ証明書と秘密鍵「/root/GETFILE」配下よりコピーしてください。ここの設定で使用する証明書となります。
# cp /root/GETFILE/server.crt /opt/shibboleth-idp/credentials/
# cp /root/GETFILE/server.key /opt/shibboleth-idp/credentials/
また、以下のように秘密鍵にアクセス権限をかけるとともに"tomcat"ユーザで参照できるように設定します。
ここで設定したパーミッションをShibboleth IdPアップデート時に変更されないよう注意が必要です。詳細は IdPv3アップデートに関する情報 をご参照ください。
chown tomcat:root /opt/shibboleth-idp/credentials/server.key
chmod 400 /opt/shibboleth-idp/credentials/server.key
2. idp.propertiesの設定
/opt/shibboleth-idp/conf/idp.properties ファイルを以下のように編集してください。
idp.signing.key= %{idp.home}/credentials/server.key
idp.signing.cert= %{idp.home}/credentials/server.crt
idp.encryption.key= %{idp.home}/credentials/server.key
idp.encryption.cert= %{idp.home}/credentials/server.crt
entityIDの下に以下の行を挿入し、entityIDをURLとしてアクセスした際にidp-metadata.xmlが返される機能を無効化してください。
# Set the entityID of the IdP
idp.entityID = https://...(略)...
idp.entityID.metadataFile =# Set the scope used in the attribute resolver for scoped attributes