2021年12月8日(水)に NII FileSender をアップデート(V2.21→V2.30)いたしました。
このアップデートにより、一部の操作、機能が変更になっております。
ここでは、そのような機能をご案内致します。

これ以前のアップデート/バージョンアップの内容については以下をご参照ください。
バージョンアップに伴う機能変更のご案内(2021年2月)


目次

変更点

ファイルを暗号化するためのパスワードに制約がつきます

ファイルを送信時に設定するパスワードの長さおよび使用する文字に対しての制約が厳しくなります。
著しい繰り返しがない文字列を40文字以上入力するか、あるいは数字、大文字と小文字の両方、および特殊記号(!@#$%^&*()<>など)を全て含めて12文字以上にする必要があります。

なお、「ファイル暗号化」をクリックした直後はパスワードの制約を満たしていないため、赤字で警告が表示されますが、適切なパスワードを入力することで表示は消えます。

受信者がNII FileSenderにログインすることを必須にできます

ファイル送信時に受信者が学認経由でNII FileSenderにログインすることを必須にするオプション「ファイルをダウンロードするには、受信者はFileSenderにログインする必要があります」が追加になります。デフォルトではオフになっています。オフの場合は、従来通りダウンロードリンク(URL)にアクセスした誰もがファイルをダウンロードできます。

受信者が学認経由でログインできることが明らかな場合はこのオプションをオンにすることでセキュリティを高めることができます。なお、V2以降OpenIdPではログインできなくなっております。また、他の学認参加機関には属性送信ができないためNII FileSenderにログインできない場合がありますことにご留意ください。他機関とのやりとりにこのオプションを使う場合は事前にログインできることをご確認いただくことをお勧めします。

送信したファイルの有効期限を延長できるようになります

「マイ転送」画面にて、送信したファイルの有効期限を延長するアイコンが追加になります。アイコンをクリックすることで、初回は7日間延長され、以降は1日ずつ許容される範囲内で延長されます。

受信者メールアドレスが補完されるようになりました

以前送信したことのあるメールアドレスについて、メールアドレス入力中に候補として表示されるようになりました。

ファイル暗号化に関する説明を追加しました

機能の変更ではありませんがNII FileSenderのファイル暗号化機能に関して利用マニュアルに説明を追加しました。

ファイル暗号化

メールが配信できなかった場合の通知

ファイルの送信時やゲストにバウチャーを送信時に宛先を指定してメールを送信しますが、宛先のメールアドレスが誤っていた場合などメールが配信できないことがあります。条件を満たした場合メールが配信できなかった旨がマイ転送に表示されるようになりました。

⇒ メールが配信できなかった場合の通知

不具合情報

前バージョンから引き続きご利用の場合は一旦ブラウザキャッシュをクリアしてください

前バージョンから引き続きご利用の場合は以前のファイルがブラウザに残っていると動作に支障をきたすことがあります。その場合はShiftキー+再読み込みでブラウザのキャッシュをクリアしてください。

キャッシュをクリアしていない場合、以下のような問題が確認されております。

  • メールの本文入力欄に何も入力していないのに赤字の注意書きが表示される
  • 暗号化したファイルアップロード時に以下のエラーが出る:

    RESTサニティチェックに失敗しました. 再試行0 details: メソッド: put エンドポイント: file ジョブ: [object Object]

  • 日本語表示で「受信 者」のようにスペースが混入する

ゲストバウチャーの有効期限を一週間未満に指定しても、一週間後に設定されます

ゲスト画面にて、バウチャーを使用することで、他の人があなたにファイルを送信できるようになります。その有効期限(無効になる日)を翌日から20日後までの範囲で指定できますが、一週間未満の日付を指定してもゲストには一週間後まで有効なバウチャーが発行されます。

一週間未満で無効にしたい場合は、無効化したい日にゲスト画面の下方にあるゲスト(バウチャー)一覧から当該ゲストのゴミ箱(消去)アイコンをクリックし、無効化してください。

暗号化されたファイルのダウンロード時にパスワードを間違えると認証が必要の旨のエラーが表示されます

暗号化されたファイルをダウンロードする際にパスワードを間違えると「パスワードが正しくありません」との表示の後、「認証が必要です。セッションの有効期限が切れていませんか?[OK]をクリックし、再度認証してください。」のポップアップ画面が表示される場合があります。この場合は、OKボタン(ボタンラベルが「ログオン」の場合があります)は押さずに、ブラウザの再読み込みを行って再度ダウンロード画面で正しいパスワードを入力し直すようにしてください。

既に別の画面等でログインしている場合はこの現象は起こりません

日本語のファイル名のファイルを暗号化して、ダウンロード時に単一ファイル(.zip)としてダウンロードすると解凍したファイル名が文字化けします

日本語などの文字を含む名称のファイルを暗号化して送信し、ダウンロード時に「単一ファイル(.zip)としてダウンロード」すると、ダウンロードしたZIPファイルに含まれるファイルの名称が文字化けしてしまい、いかなる方法であっても元の正しい名称で解凍できません。ファイル毎に個別にダウンロードすれば問題ありません。

なお、本件は暗号化した場合特有の問題で、暗号化しない場合は単一ファイル(.zip)としてダウンロードしても問題ありません。ただし、この場合でもお使いのパソコンの環境によっては文字化けしてしまう場合があります。NII FileSenderはファイル名をUTF-8でエンコーディングしてZIPファイルを作成しますが、例えばWindows7以前の古いOSでは正しく解凍できません。Windows8以降では標準のエクスプローラーで解凍することができますが、UTF-8に対応していない古いLhaplusなどの解凍ソフトウェアを使った場合、文字化けする可能性があります。

⇒ 2022年12月6日のアップデートで解消されました。
ただし、お使いのブラウザに古い情報がキャッシュされていると有効になりません。不具合が残っている場合はページの強制リロード(Shiftキーを押しながら更新ボタン)を行ってください。

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