CHiLO Bookの構造
CHiLO Bookのコンテンツ構造は、シリーズ、CHiLO Books, CHiLO Lecturesの階層構造になっています。
シリーズは特定の知識や技能を身に付ける、あるいは特定の能力を開発するといった明確な学習ゴールを定めたCHiLO Bookの集合です。
CHiLO Bookは、シリーズの学習ゴールを達成するための学習過程を、テストやレポートなどで具体的に評価できる知識やタスクにbreak downsした学習ユニットです。
そして、CHiLO Lectureは、CHiLO Bookのインストラクションを、トピックごとに1分程度のレクチャービデオで説明したものです。
CHiLO Bookの学習ユニットを習得しながら、最終的な学習ゴールを目指す手法は、Mastery learningの1つであり、学習者のレベルに合わせた教育を提供できる、学習者のモチベーションを高める事ができるなどの効果があると言われています。
CHiLO Bookは、学習内容や分野によってStep by stepで学習しなければいけない場合、どれからでも学習していい場合があり、それは、CHiLO Bookの提供の仕方、つまりimplementの方法で制御します。CHiLO Bookのimplementの方法はimplementの章で説明します。
一方、CHiLO Bookに含まれるCHiLO Lectureは、Step by stepで学習されます。
CHiLO lecture
CHiLO Lectureは様々な方法で作ることができます。
パワーポイント動画を利用する
- インストラクションの内容をパワーポイントなどのスライドで作成します。スライドにアニメーションなどをつけるとより効果的になります。
- 1スライドあたり1分程度で解説をし、その音声を収録します。解説の内容をあらかじめ文章化しておけば、ビデオの解説文章としてそのまま利用できます。
- ビデオ編集でスライドと音声を結合し、1スライド1本のビデオとします。アニメーションがある場合は、アニメーションと音声のタイミングを合わせながら編集をおこないます。
講義ビデオを分割する
- 講義の模様を収録します。
- 収録したビデオの不要部分をカットし、その後、1分程度のビデオに分割します。
手書きビデオで作る
- インストラクションの内容をタブレットなどに手書きで解説し収録します。書き込みの模様を収録するアプリケーションは、sketch club など多数提供されています。
- 解説の音声を収録します。解説の内容をあらかじめ文章化しておけば、ビデオの解説文章としてそのまま利用できます。
- 収録した手書きビデオと音声を結合して編集し、1分程度のビデオを作成します。
資料映像の解説
- 資料映像を作成します。
- 資料映像を解説する音声を収録します。解説の内容をあらかじめ文章化しておけば、ビデオの解説文章としてそのまま利用できます。
- 資料映像と音声を結合して編集し、1分程度のビデオを作成します。
スクラッチで作る
CHiLO Bookのために、様々なビデオを組み合わせてつくります。