接続までに必要なセッティング
1. Shibboleth SPの設定
デフォルトでは、/etc/shibboleth/
がShibboleth SPの設定ファイルのディレクトリとなります。
変更する以下の設定ファイルも同ディレクトリ配下にあります。
2. サーバ証明書と設定
3. 接続テスト
Shibboleth SPのログは以下に出力されます。
/var/log/shibboleth/{shibd.log, shibd_warn.log}
SPに関する、SAML関連、Metadata関連、セキュリティ関連のログです。通常は、こちらのログを参照ください。
/var/log/messages
Apacheモジュールmod_shibのログです。shibd.logでは情報が足りない場合は、こちらのログを参照ください。多数のログが混ざっているので、"shibboleth:"を目印に探してください。
(SP 2.5.3およびそれ以前からアップデートして使っている場合は/var/log/httpd/以下に出力されているかもしくは出力に失敗している場合があります。SP 2.6からアップデートして使っている場合は/var/log/shibboleth-www/以下に出力されている場合があります。最新版にアップデート後 /etc/shibboleth/native.logger.dist を参考にして出力先を上記に変更してください。)
/var/log/shibboleth/transaction.log
SPのトランザクションに関するログです。セッションの開始や終了、属性情報等が含まれます。
なお、これらログファイルに関する設定は、/etc/shibboleth/{shibd.logger , native.logger} にあります。
構築後のカスタマイズ
- ウェブアプリケーションのシボレス化について
SPアップデート手順 (GakuNinShareへのリンクです)
CentOS等であれば yum update でアップデートできます。
ノウハウ
軽量アプリケーションでのShibboleth 対応について
(2008年度実証実験にて京都産業大学提供)Shibboleth SPの冗長化・クラスタリング
ロードバランサー配下のシボレスSP環境設定に関する検証実験(2009年)
これを参考に実装する場合は以下もご参照ください。
https://wiki.shibboleth.net/confluence/display/SP3/Clustering(英語)
PDF中の「4. シボレスSP機能によるバランシング」は"Shared Process"に該当します。- 別途利用可能なDBがある場合、Shibboleth SP(shibd)が保持するデータをDBに格納することにより冗長化することが可能です。
詳細⇒https://wiki.shibboleth.net/confluence/display/SP3/ODBCStorageService(英語) - なお、ウェブアプリケーション自体の冗長化は別途検討する必要があります。
⇒meatwiki:GakuNinShare